darling darling darling.

 目を覚ます、まだ夜明けは遠い。いつもの朝、私はアラームより先に目を覚ます。静かに起き上がって洗面所に行って、浴室暖房をつける。冬の朝、ちゃんと起きたご褒美だ。寝坊した時は暖房をつけない。ぼんやりしたままの頭で仕事場に向かうのは随分とまあ、億劫になってしまった。

 

 朝はアモキサンカプセル25mgとセニラン錠2mg、ファボワール錠28を服用して家を出る。市販薬はアネトンとイブ、ときどきキャベジンを。朝ごはんの代わり、とでも言うように。何も服用しない日は無い。沢山の種類の薬を飲んできた。よく理解できないまま、ずっと。

 

 愛していたいとき、必ず側にいない。私はいつもひとりのまま、毎日を過ごす。さみしさばかりが私の隣に居座って、手元には抜き散らかした私の毛髪が気色悪い程にあった。頭皮はぷつぷつと血が出ているところがあって、じんわりとあたたかく、じんわりと痛みがあった。

 

 死にたい、苦しい、助けて、と書き散らかした紙が真っ暗な部屋に散らばっている。「たくさん、書いたんだね」と優しく頭を撫でてくれる。これも、じんわりとあたたかい。おなじだ。ふっ、と笑ってしまうくらい、優しい手つき。

 

 夜はいつも18時前後にアモキサンカプセル25mgとセニラン錠2mgとセルトラリン錠25mgとドンペリドン錠10mgとフルニトラゼパム錠2mgを服用する。全然眠りにつけなくて、薬剤師さんに「どのくらいで眠くなりますか?」と聞いたことがある。だいたい1時間程で眠れるらしい。それで眠れる人は羨ましい。私は最低でも3時間程しないと眠気がやってこない、煩わしい。自律神経が狂って、真夜中に汗だくになって目が醒める。気温は下がっているのに、まるで12月の寒さを身体が拒否しているみたいだ。お湯を沸かしてタオルを湿らせて体を拭いて着替えてまた眠りにつく。眠れるときはラッキーってやつだ。まったく眠れないときは午前2時くらいから起きたまま1日を過ごす。

 

 頓服薬が最近効いてるのか全くわからない。ダメなときはてんでダメだ。1錠ずつ、は気休めでしかない。2錠のんでもダメなときはダメ。アルプラゾラム錠0.4mgとカルテオロール塩酸塩錠5mgが私の頓服薬。変えてもらいたい、少し悩んでいる。効くかわからない薬を持ち歩いても不安しかない。苦しくなって、呼吸が早くなって、それでも死なないのは分かってる。苦しさに耐えられなくてそのまま死のうとするなら、死ぬと思う。

 

 山道を原付バイクで配達に回るのは疲れるけれど、楽しい出会いが多い。野良猫と仲良くなったり、さよならしたり。人の多い街中で、試しに何度か配達をしたら、過呼吸になった。猫も会えるけれど、人の姿がどこを見てもいるのが耐えられなかった。配達は赤字にならなければいい、そう改めて思った。

 

 夫は配達は怪我をする確率が上がるから辞めて欲しいと思っているが、反対はしないでいてくれる。やっぱり優しい。この間も、転んで怪我をした。まだ治らないまま、今も足がじくじく痛んでいる。でも、配達は辞めたくない。気休めでも、証だから。

 

 絵を描きたい、のに、描けてない。文字を書くのも少し減った。ブログみたいに長く書くのも久しぶりだ。ツイッターはひとつの孤立した世界、ホームだ。ときどきさみしくなるけど、私はすきだ。

 

 すきなものを増やしていくことがいきること。夫、猫、絵、ツイッター、アニメ、おやつ、睡眠。